人生100年時代といわれる中、ロボット工学を活用して足腰をサポートする新しいコンセプトの服が日本に上陸しました。「着られる筋肉」とも呼べるウエアラブルロボットのインナーウエアです。

シリコンバレー発のベンチャー企業、サイズミック社が開発した「パワード クロージング」。服の下に着ることができ、体にかかる負荷を軽減してくれるアクティブウエアです。

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太ももについたモーターから人工筋肉が伸び、人間の筋肉と同じように収縮します。ウエアの各所にはセンサーが内蔵されていて、着用者の体勢を判別し、自動的に動きをサポート。これを着れば山登りや長距離のウォーキングも楽にできるようになります。

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このウエアのルーツはアメリカ軍兵士のパワースーツです。開発に携わっていたサイズミック社CEOのリッチ・マホーニー氏は、その技術を「パワード クロージング」に活用しました。

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ロボット工学を活用したインナーウエアは世界初。日常的に着用できるデザイン性と機能性が融合した新しいウエアとして、様々な投資家たちの注目を集めています。三井不動産ベンチャー共創事業部の加藤さんは、「シニアや、立ち仕事をしている若者たちに、ファッションの一部として使ってもらえる。世界を変えるプロダクト(製品)」と期待を寄せています。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(10月16日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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