静岡県沼津市にある「中央亭」は創業から約70年続く老舗ギョーザ専門店。開店の午前11時には店の前に行列ができ、餃子を求めて県外からも続々と客が訪れます。のれん分けはせずにレシピは門外不出。客を虜にするここでしか味わえないギョーザはどんな味がするのでしょうか。

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メニューはシンプルで、ギョーザとライスのみ。ギョーザ10個で、1,080円(税込み)です。もっちりと厚みのある皮の中には、ぎっしり詰まった具と肉汁が。

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個数が限られているため、販売数に達すると受付終了です。なぜここまで人気なのでしょうか。その秘密は作り方にありました。

皮の形は丸ではなく四角。具がぎっしり入るようにとの工夫からです。油をたっぷりとひいたフライパンで焼き、パリッと焼き目がついたら、なみなみと熱湯を注ぎます。焼いた後にゆでる独自の調理法です。

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店で働くのは三姉妹とその子どもたち。親族だけで老舗の味を守っています。なぜ門外不出なのでしょうか。中央亭三代目の友田美千代さんに聞いてみると「亡くなった父が、自分の目の届かないところでギョーザは作らせないと言っていたので」と話します。また、「皆さんの生活の一部にうちのギョーザが入っていると思うので、それを無くさないようにつなげたいなという思いがすごく強くある。責任です。」と熱い思いを語りました。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月28日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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