京都市の路地裏にある、喫茶「マドラグ」。客のお目当ては、一切れに卵一個を使用したボリュームたっぷりの厚焼き玉子をふわふわのパンで挟んでいる「たまごサンド」(780円・税込み)です。

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卵は餌に海藻を用いた鹿児島県産の特別なものを使用し、塩と昆布だし、牛乳を加えるシンプルな味付け。この卵液をフライパンで焼くのはわずか20秒。すぐにふたをして1分ほど蒸らすことで、ふんわりとした卵焼きになります。

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「マドラグ」の店主の山﨑さんが6年前に「たまごサンド」をつくり始めたころは、出来てすぐに客に出していましたが、4年前ある方法をあみだしたことから行列ができるようになりました。その方法とは、卵をパンで挟んだあとにケースをかぶせて蒸らすこと。店主の山﨑さんは、「3分間ねかすことで、パンと卵が一体化して口あたりが滑らかになる」と話します。

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この作り方にたどりついたのには、あるきっかけがありました。もともとこの喫茶店は、山﨑さんと妻・奈津美さんの2人で経営していましたが、4年前に奈津美さんが病気で他界。1人で店を切り盛りするようになった山﨑さんは、「たまごサンド」を客に出すのが遅くなってしまいました。売りものにならない「たまごサンド」を食べてみると「たまごの湯気がパンに回って、たまごもしっとり仕上がっていた。自分の求めていた形がこれだと思った」と振り返ります。

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2年前には、東京に進出しました。東京に進出したのは奥さんとのある約束があったからだといいます。「人気が出たら東京に店をつくりたいと、(奈津美さんと)2人で話していた」と。その店も連日、「たまごサンド」を求める客でにぎわっています。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(10月5日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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