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瀧口:それで言うと中国の過渡期はもう過ぎているんですか?そういったアプリがあるということは。

賢人:いえ、それで言うと中国はそもそも人口が多くて、国内のLGBTの方で1億人近いという状況なので。

奥平:(LGBTの方だけで)日本の人口近くいるわけですね。

賢人:マーケットがそもそもドでかいので、ビジネスで成功している企業さんが出てきているんですが、ただ行政レベルや社会レベルで進んでいるかと言うと正直まだまだというところです。そういう意味では台湾が非常に重要なポイントだと思っていて、アジアの中では進んでいますし、中国語圏なのでそこからの展開もしやすい。今後台湾は一つの大きなマーケットとして重要な拠点になると思います。

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瀧口:中国本土との結節点になるような場所ということですね。

賢人:そうですね。

奥平:台湾海峡を越えてサービスが出ていくと。いずれIPOという目標があるんですか?

賢人:もちろんそうですね。

奥平:まだ初期の初期だと思いますが、それに向けて管理体制や監査の仕組みも考えつつあるんですか?

賢人:そういう意味でも6月にシードで資金調達をしたということもありますので、ベンチャーキャピタルさんと協力しながらその体制を作りつつ、私自身も勉強しているタイミングです。

瀧口:大体何年後くらいのイメージですか?

賢人:そこはあまり詳細には言えないんですが、向こう5、6年くらいにはIPOを目指していきたいというところです。

奥平:IPOを目指す中で、東京オリンピックも何か盛り上がりのきっかけになってくるんでしょうか。

賢人:私たちの中でも2020年は大きなターニングポイントになるかなと思っています。なぜかと言うと、今どの企業さんと話していても2020年を目標にしちゃっているところがあるんですよね。2020年までにダイバーシティを進めていこうと。だけどそれ以降はどうなってしまうんだろうと。ここまでに可視化されていったLGBTの課題などがそれ以降置き去りにされてしまうことを、私たちとしては非常に危惧していて、ある意味2020年に向けて私たちも成長していくし、それまでに事業規模を成長させていくことで2020年でストップしないムーブメントを後押しする必要はあるかなと思っているので、2020年にどれだけ私たちが成長していけるかというのも、日本を継続的に変えていくというためにも非常に大きなターニングポイントになるのではと思っています。

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