アスクルが運営するネット通販サイト「ロハコ」。そのまま部屋に置いても違和感がないオシャレなデザインの限定商品などで、女性を中心に人気を集めています。いまこのデザイン力で、これまでは棚などにしまっておくことが当たり前だった意外な日用品にまで、家庭の「表舞台」に立ってもらおうという動きが広がっています。
東京・代官山で、「ロハコ」がメーカーと一緒にデザインした商品の展示会が開催されました。食品や日用品を手がける48社が参加。商品はスーパーに置いてあるものとは違うものが目立ちます。
デザインは家庭の雰囲気になじみ、インテリアとして使えるものになっています。ほかの商品と並んで売られる店頭と異なり、ネット通販では、商品の情報をあらかじめ確認して買うため、商品名やセールスポイントをパッケージの前面に出さずに済むのです。
このようなネット通販の特徴を生かし、ロハコでは買ったままで家庭の雰囲気になじむ商品パッケージを開発してきました。普段は棚などに収納しているものを、食卓に出しておけるデザインにすることで、使う機会が増え、商品を買う頻度も高くなると見込みます。
これまでに作られたロハコ限定デザインは、ドラッグストアより100円ほど高いものの、従来品の10倍以上売れた商品も。付加価値としてのデザインの認知度は上がっているといいます。
アスクルの木村取締役兼CMOは「客が喜んで使うことで販売量が増える、ものすごくいい循環」と話します。
※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(10月5日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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