高校生の部活動が長時間練習や休日なしなどで問題になっています。高校生自らが効率的な練習で効果を上げようと、部活改革に乗り出しました。

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静岡聖光学院高校ラグビー部は全国大会(花園)に過去4度出場した強豪校です。しかし練習は週3日、1日の練習時間は最大で90分。それでも効果が上がるのは効率性を重視しているからです。

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例えば水分補給の時は一瞬かがんで、タックルの動きを混ぜ込んでいます。またミーティングも2分以内に制限するなど効率性を追求しました。

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そんな静岡聖光学院高校ラグビー部が今回企画したのが、「部活動サミット」です。短時間練習で良い成績をあげている運動部が全国から集まり、どう効率的に練習を行うか2日間にわたり議論しました。

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このサミットに必要な資金はクラウドファンディングを活用し、約120万円を集めることに成功しました。企画したラグビー部員も「自分たちから進めることで、環境が変わると実感している」と語ります。

こうした取り組みはスポーツ庁も注目していて、鈴木大地長官が視察。鈴木長官は「こうしたグッドプラクティスを全国に発信して、どんどん広がっていけばいい」と話します。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月20日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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