「柱のキズは、おととしの~」の歌い出しで有名な童謡「せいくらべ」。子どもの成長を家の柱に刻む日本の古き良き文化を、家づくりのプロが復活させました。

賃貸住宅に住む人が増えた現代では、昔のように柱に傷をつけることができなくなりました。工務店を営む居藏(いぐら)さんは、「自分の子供の成長を何かに残したい」と考えて、昔よく目にした柱の傷を思い出しました。

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そして、どんな家でも柱に成長の跡を残すことができる商品を開発しました。その名も「hashirano-kizu」(1万9,600円 税込み)。分解・組み立てが簡単で、引越しをしても持ち運ぶことができます。

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壁の補修が最低限で済むようにネジ1本で取り付けます。柱が壁にピッタリと沿って固定され、正確な測定ができるよう様々な工夫がされています。分解した柱をつなぐ部分には、日本の素晴らしい細工を海外にも見せたいと、大工の匠の技術をあえて取り入れました。

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「娘が結婚する時には同じものを作る。花嫁道具で持っていってほしいですね」と居藏さん。柱の傷が、次の世代にも受け継がれていきます。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月17日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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