ECサイトやオンライン決済が普及し、インターネットでの買い物も一般的なものになってきました。とはいえ、オフラインでの買い物とオンラインでの買い物に明確な違いがあると感じるのは私だけでしょうか?

例えば、私の場合、オンラインでの買い物は、「〇〇という商品が欲しい」「黒い長い丈のスカートが欲しい」など、ある程度明確な目的に基づき、商品名を検索したり、条件を入力してさまざまなブランドの商品と比較検討したりして買い物をしています。

一方、オフラインでの買い物は「今日はかわいいアウターを探そう」「この服に合うボトムスを見よう」といった具合に、オンラインの買い物と比べると、もう少し目的がぼんやりとしているように感じます。特段目的もなく、行きつけのお店や好きなブランドに立ち寄り、実際に商品を手にとったり、試したりしながら、気に入ったら買うということも多くあります。そして、こうした、自分でも気づいていなかった内なる欲望と商品との「偶然の出会い」を楽しむ、それが買い物の楽しさであり、醍醐味です。

しかし、そうした特段目的のない買い物も、オンラインで行うようになるのかもと、革命のにおいを感じているのが、インスタグラムを用いたファッション通販ブランドの存在です。

最近、インスタグラムのビジネスアカウント向けに、写真にECサイトの商品へのリンクを貼る「ShopNow」という機能が日本でも使えるようになりました。そのため、「なんとなくタイムラインを眺めていたら、たまたまみかけてカワイイと思ったから購入した」という偶然の出会いを楽しむオフラインでの買い物に近いような体験が、オンラインでもできるようになってきているのかもしれません。

MJMJ会議でも、これからまだまだ伸びていくであろうインスタグラムのファッション通販について、いや、そのシステムを下支えしている韓国・東大門市場について、ホットトピックとして取り上げました。

「そのカワイイ服、韓国から来ています」というタイトルで日経MJに掲載された記事のなかで注目されていたのが、インスタ映えする韓国ファッションを買い付けることができる東大門市場について。

既に日本のインスタグラムのファッション通販でも、東大門市場でブランドのテイストにあった服を仕入れ、自社の商品としてインスタグラムで発売することが一般的なものになってきているのだとか。

東大門市場のシステムをうまく使えば、自社でデザインから在庫管理まで行わずとも、もう少し気軽にオリジナルブランドをつくることができます。これまでブランドに必要だとされていたデザイン力、運営力はもはや必要条件ではなく、むしろ、フォロワーを多く抱えるインフルエンサーの持つ「魅せ方」こそ、インスタグラムで売れる人気のブランドに必要なものなのかもしれません。

というわけで、今回もMJMJ会議長である私が、誠に勝手ながらこのトピックを評価させていただきます。最高評価の「MJMJ」です。プラスでもうひとつ「MJ」をつけたくなるくらい興味深い話題でした。

時代についていくためには、まずは自分でもトライすることから。私もインスタグラムで服、買ってみようかなあ・・・。

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▲写真はMJMJ会議でとりあげた、自分で組み立てる家具「木it」です。番組では、他にもさまざまなホットトピックを紹介しています。ぜひ御覧ください。