瀧口:では実際にどんなAIを作っていらっしゃるのか、VTRを見てみましょう。

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瀧口:こちらはクーガーさんのオフィスですね。

石井:はい。これは人が入って来たときにカメラが認識して、このバーチャルヒューマンと呼ばれているものが反応しています。これは家電に接続することもでき、周りの状況も理解しています。

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石井:これは今、廊下に人を見つけて近寄っていっています。「こっち来て」と言うと反応します。

瀧口:すごい。

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石井:このように人と一緒に歩いて部屋に入って行くことができます。

奥平:この(バーチャルの)女性の方が非常に素性のいいAIで動いているということですか。

石井:そうですね。こういったAIやあらゆるAIがブロックチェーンによって学習履歴を管理されることで信頼性が保証されるということです。

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石井:これはスケジュールを把握している動きになります。

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瀧口:すごい、等身大ですね。本当にいるみたいですね。

石井:これはエアコンの温度などを見ていて、変えますか?と聞いています。先ほどご覧になったようにスマートフォンであったり、モニターであったり、あらゆるところで動く。

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石井:こちらは右上に人が新たに二人来ているんですね。座ったタイミングで、このバーチャルヒューマンが飲み物を二つ持って行った方がいいんじゃないかと提案しているところです。面白いのが、普通AIは人が何か命令して最後の自動化の部分で動くことが多いのですが、こちらの場合はAIが人に対して「ボトル二つ持って行って」と言っているんですね。

奥平:人が働いているんですね(笑)。

石井:そこが特徴的で、融合しているといった感じですね。

瀧口:飲み物を出すなんて本当に一流の秘書のような気遣いをAIが学習しているということがすごいですね。

石井:人間の場合は複雑なことを当然やっているのですが、先ほどの例で言うと、人が二人増えて座って、かつドリンクがいるだろうということでドリンクは二本以上あるので持って行くという。条件は単純ですが、こういうところから自動化は始まっていきます。

しかもポイントとしては、今まで主にパソコンを使っていたのがスマートフォンを使うようになり、最近はスマートスピーカーを使ったりしていると思うのですが、データがどんどんプライバシーに近づいているんです。パソコンの時は使っているブラウザのデータ程度の情報でしたが、スマートフォンでは皆さんログインしたままアプリを使っていますし、Facebookと連動していたり、自分の位置情報を飛ばしたり、写真を送ったりしている。スマートスピーカーにいたっては自分の家の中にあるわけですから、全て聞いている。

そうすると、よりプライバシーデータを改ざんさせずに保存するという技術が非常に重要になってきて、そういう意味でも我々はブロックチェーンを使ってデータを保存するということをしています。