口紅にマニキュア、男性向けの化粧品が登場しています。化粧品メーカーは男性向けの美容セミナーを開催。今、化粧品市場に起きている変化とは?
資生堂主催の美容に関するセミナーを覗くと・・・中は男性ばかり。20代から30代のビジネスマン約70人が参加しています。第一印象が仕事の結果に影響するとしてスキンケアの重要性を説明することで、商品の販売増につなげる狙いです。参加者は「見られているというのを気をつけていかないと」「人と人との仕事なので武器になる」と積極的です。
一方、阪急メンズトウキョウでは業界初、男性のメークに特化したブランドを売り出しました。手掛けたのはポーラのグループ会社です。ファンデーションは女性用の倍の15色、さらにマニキュアや口紅まで扱っています。
男性向けのメークは、女性のように「化粧しています」ではなく、しているかどうかが分からない程度が特徴だといいます。それでも、顔の彫りの深さを出したり、精悍さを出したりする効果があるといいます。阪急阪神百貨店の手嶋さんは「男性の美への意識は高まっている。新たなアイテムとして提案していきたい」と話します。
社員の7割が男性のIT企業パーソンリンク。2年前におしゃれ手当を導入しました。化粧品や衣類の購入、美容院の代金などを月5,000円まで補助するというものです。使い道を社内のブログにあげることで補助が受けられます。
取り入れた理由は「おしゃれな人と仕事をしたほうが、モチベーションが上がる」という女性社員からの意見。取引先からも以前より「明るくて楽しそうな会社だね」と言われるようになったといいます。
※この映像と記事は「ゆうがたサテライト」(9月19日放送)の内容を配信用に再構成したものです。
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