2008年アメリカに端を発したリーマンショックは日本の雇用に大きな影響を与えました。2009年度の新卒採用で内定取り消し、いわゆる「内定切り」を行った企業は約450社にものぼり、多くの若者の人生を翻弄しました。あれから10年。今、日本の雇用は。

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リーマンショックの煽りを受けたのは、就職を控えた若者たちだけではありませんでした。非正規で働く派遣社員たちも「派遣切り」され、その多くが職を失いました。そんな彼らが避難できる場所として日比谷公園に「年越し派遣村」が設置されるなど、労働者を巡る様々な動きがありました。

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あれから10年。当時、若者への就職支援を行っていた「ジェイック」では今も支援が行われています。ここで学ぶのは全員20代の非正規労働者。正社員を目指し面接の方法や自己PRの方法などを学んでいます。

リーマンショック当時、採用よりも当座の資金繰りなどで手一杯になった企業が続出し、多くは採用を控えました。しかし、そんなタイミングだからこそ、堅実に採用を行っていくべきだと考え、ジェイックを利用した企業がありました。それが日本システムクリエイト株式会社です。

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当時、最初に採用したのが佐藤さんという若者。アルバイトばかりの経歴だけを見ると不安な部分がありましたが、新卒の学生よりも「社会経験を積んでいる」と前向きに捉え採用しました。そんな佐藤さんは、今もこの企業に勤務をしており、活躍中だといいます。

今、企業の採用姿勢にも変化が出ているといいます。アルバイトやパート、派遣社員でないと就職できないと考える人は多いといいますが、実は企業は意欲的に採用したいと考えていて、正社員として就職できる可能性は十分あるといいます。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月13日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

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