東急電鉄を中心に再開発が進められている渋谷駅周辺。2012年にオープンした渋谷ヒカリエをはじめとし、今後も続々と建設が予定されています。かつて渋谷はITベンチャーが多く集まり、アメリカのシリコンバレーになぞらえ、「ビットバレー」と呼ばれていました。しかし急成長したIT企業は、賃料が高く、まだ大きなオフィスビルがなかった渋谷から相次いで離れていきました。そうした中で今、開発に合わせ渋谷に再びIT企業が集結し始めています。

9月に開業した「渋谷ストリーム」。14階から35階のオフィスフロアの全フロアにはグーグルが入居します。これをきっかけに東急電鉄は渋谷をIT企業の一大集積地にしようと考え、ベンチャー企業が使いやすいコワーキングスペースなども建設しています。

20181011parabusiness_02.jpg

東急の再開発に後押しされた形で、渋谷を再び盛り上げようとIT企業自らも動き出しました。かつての呼称と同じ「シブヤ・ビットバレー」と名づけられたプロジェクトは、若い技術者を集めるためのプロジェクトで、今後新しいIT企業が渋谷に入ってきやすくするために企業同士の交流の場を設けるのが狙いです。

20181011parabusiness_03.jpg

ディー・エヌ・エーの小林執行役員は「企業が集まることでよりコミュニケーションがとりやすくなったり、より生産性の高いアウトプットが出せるような場所になって行くと思う」と話します。

※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月5日放送)の内容を配信用に再構成したものです。

テレビ東京の経済報道番組を"早見"できる「パラビジネス 2分で経済を面白く」は毎日配信中。