スポーツ用品メーカーのミズノが発売したのが、一見おもちゃの腕時計のような「ダッシュドライバーゼクー」。実は中に加速度センサーが入っていて、腕に装着すると正しい姿勢で走れるようになる商品なのです。子供がより楽しみながらかけっこの腕振りフォームを覚え、正しい走り方を習得できるアイテムです。
腕がのびきってしまうと音はしませんが、正しく前後で腕を振るとかっこいい電子音が鳴ります。この音が規則的に鳴るように意識して走ると、自分の腕振りの状態がわかるため、自然と姿勢がよくなり、速く走れるようになるといいます。
実際に走り比べてみると、ベルトをつけた方が両腕ともきれいに振れているように見えて、タイムも40メートル走で0.6秒近く速くなりました。
実はこの商品、1度商品化したものを改良して作った商品なのです。最初に開発し商品は、子供が気に入る形状やデザインではなかったため、子供が飽きてしまったり装着しづらかったりという課題が。そこで、子供が喜ぶノウハウを持っている「タカラトミーアーツ」と今回の商品を共同開発しました。
かけっこ市場が伸びている中、速く走ってかっこよくなりたい、という子供心をくすぐってヒットを狙います。
※この映像と記事は「ワールドビジネスサテライト」(9月4日放送)の内容を再構成したものです
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