瀧口:今までの経験を生かされてここまでやっていらっしゃったお二人ですが、続いてのキーワード行きたいと思います。「シニア起業家の野望は?」ということですが、こんなデータがありますので、ちょっとご覧いただきたいと思います。

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瀧口:ご覧のようにシニア起業家というのはこの40年でかなり増えてきているんですが、最も多い世代になっているんですね。現在50代から60代の方が46%を占めているという状況です。

奥平:人口構成比率が上がっているという点もあるんでしょうけれど、それにしてもやっぱり上がっていますね。

瀧口:ということで、お二人の今後についても伺っていきたいと思います。

奥平:例えば森さんのところでいうと、以前トマトは世界中で作られているという話がありましたが、今は(展開されているのが)160ヶ所ということで、それは国内ですか?

森:ドバイや中国も入っています。

奥平:まだ今は国内が中心ですか?

森:そうですね。

奥平:今後海外に行かれる予定ですか?

瀧口:海外展開はもう既にしていらっしゃるんでしょうか?

森:はい。(海外展開を)し始めました。

瀧口:ちょっとご覧いただきましょう。こちらですね。

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奥平:これはどこですか?

森:これはドバイですね。ドバイから車で一時間半ぐらいいったところです。砂漠の真ん中で電気は来ていますが、水道は来ていません。(農業に)水は絶対必要ですよね。ただし地下水は結構あるんです。でも塩辛い。

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奥平:砂漠は塩分があるからですね。ではそのままでは農業ができない。

森:できないです。

奥平:ではトマト一つとっても海外の方が圧倒的にポテンシャルがあるんですね。

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瀧口:中国は(市場が)大きいですね。

奥平:中国の人ってこんなにトマト食べているんですね。

森:そうです。

瀧口:そして佐藤さんについてお話を伺っていきたいと思います。今後の第2弾第3弾の商品なども考えてらっしゃると思いますが、いかがでしょうか?

佐藤:考えております。これができたら私は綺麗にリタイヤしようと思っています。

瀧口:それは何でしょう?

佐藤:認知症を予防する薬です。機能性食品のような。ご承知のように、認知症の6割を占めるアルツハイマー病ですが、これは発症する20~25年前から変化が起こっています。皆さん頭がまだシャキッとしている時にもう変化が始まっています。そんな時に薬なんか飲むわけがないんです。でも何かしなくてはいけません。

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佐藤:今後、遺伝子解析をやると、将来認知症になるかならないかが分かるようになります。(認知症に)なる可能性の高い人に対して何か手当をしたいという考えがあるんですが、実はそれもメラノサイトという細胞が関与しています。

瀧口:関係あるんですか?

佐藤:私が何を言いたいか分かりますか?もし白髪を黒くする、つまりメラノサイトを増殖させたり活性化させたりすることができれば、それは認知症を改善することに繋がるのではないかと。

奥平:なるほど。

佐藤:これは真面目に考えています。冗談ではないです。これができたら本当の社会貢献だと思います。

瀧口:しかも(認知症を)未病の時点から防いでいけるということですね。

奥平:この白髪(を黒くする商品)は先ほど見せていただいた豆から取れるということですが、その認知症に関する成分は何から取れそうですか?

佐藤:成分に関してはいくつかありまして、実は今日もいただきましたが、森さんが健闘されてきたトマトから取れそうです。あまり詳しいことは言えませんが、トマトのある部分に微量入っている成分が(認知症予防に)非常に著しい効果があることが分かっています。ただ含量が非常に少ないので、もし森さんのフィルムを使ってその活性化させる成分を増やすことができれば非常に面白い展開になります。

瀧口:森さんいかがですか?

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森:そうですね。甘くするより絶対そっちの方がいいですね(笑)。

瀧口:甘くするのもいいですけどね(笑)。

奥平:でもそれはすごい話ですね。

森:面白いですね。非常に似た方向だと思いますので、そういったところで(フィルムの)技術を展開していけたらなと思っています。

奥平:これでコラボレーションが生まれたらすごいことになりそうですね。

瀧口:大変興味深いお話、どうもありがとうございました。さて次回は世界のドローンの最前線と未来について、アメリカと中継を交えてお送りします。次回もどうぞお楽しみに。