日経電子版、日経産業新聞と連動してイノベーティブな技術やベンチャーを深掘りする、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」オリジナル番組の「日経TechLiveX」。PlusParaviでもテキストコンテンツとしてお届けする。
ITやテクノロジーの世界で最も注目されているのが「中東のシリコンバレー」と呼ばれるイスラエル。日本の四国ほどの大きさ、人口も大阪とほぼ同じというイスラエルがなぜ次々とイノベーションを起こしているのか。現地取材VTRを交えながら、その秘密に迫る! ゲストにはイスラエル出身で現在東京を拠点に日本とイスラエルの企業の橋渡しをしているコンサルタント、ミリオンステップス代表取締役CEOのヨアブ・ラモトさんを迎える。
瀧口:こんにちは。日経CNBCキャスターの瀧口友里奈です。そして、私と一緒に司会進行していただくのは、日本経済新聞編集委員の奥平和行さんです。奥平さん、よろしくお願いします。
奥平:よろしくお願いします。
瀧口:この番組はこちらの日経産業新聞、日経電子版と連動して、革新的なテクノロジーや今後成長が見込まれるスタートアップ企業に迫る「日経TechLiveX」です。Paraviのオリジナルコンテンツとしてお届けしています。さて、早速ですが今回のテーマです。『スタートアップ次々登場!イスラエル躍進の秘密』と題してお届けしていきます。
奥平:イスラエルには行ったことありますか?
瀧口:まだ行ったことはないので行ってみたいです。
奥平:私も無いのですが、最近テクノロジー関連のニュースでイスラエルに関する話題が増えているんですね。聞くところによるとイスラエルは今年建国70年。あまり歴史が長い国ではないのですが、新しい技術や企業が続々と出てきていて、今日はその辺りの秘密を探っていきたいと思っています。
瀧口:それでは早速ゲストをご紹介します。イスラエル出身で現在東京を拠点に、日本とイスラエルの企業の橋渡しをしているコンサルタント、ミリオンステップスのCEO、ヨアブ・ラモトさんです。ラモトさんよろしくお願いします。
ラモト:よろしくお願いします。
瀧口:ラモトさんは10代の時日本で過ごされて、イスラエルへ帰国された後、3年間の兵役を経てテルアビブ大学に進学されました。そして軍ではエリート諜報部隊として知られる8200部隊に所属していらっしゃったということですね。
ラモト:はい。そうです。
奥平:8200部隊というのはイスラエル関連の話の中でよく出てきますが、こちらにイスラエルのテクノロジーが大きく伸びたヒントがあるのでしょうか。
ラモト:はい。イスラエルの8200部隊はテクノロジーと深い関係がありまして、こちらの部隊出身者が軍隊を出た後にテクノロジー業界で仕事をしている人が多く、スタートアップの創業者も多いです。
奥平:(8200部隊が)人材の輩出源になっているということですね。
ラモト:そうですね。