こんにちは、池澤あやかです。 近頃は暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は現在、中国・深センにてこの記事を執筆しています。深センは、台湾の南端と同じ緯度で亜熱帯気候ですが、温暖湿潤気候だったはずの東京の方が3度~6度ほど気温が高かったようです。今年の猛暑は災害レベルだと言われるのも頷けますね。
さて、深センは、秋葉原の30倍の面積を誇る世界で一番大きな電気街「華強北(ファーチャンペー)」があるほか、通信機器大手の「ファーウェイ」やドローンメーカー大手の「DJI」、WeChatを運営する「テンセント」などの世界的なテクノロジー企業を抱える、まさにテクノロジーの街。 電気街を歩いてみると、店先に所狭しと電化製品や電子パーツが陳列されており、なかには、酷暑を乗り切るためのアイテムも。 数多く売られているのは、ミニ扇風機。お土産としてもよく買われるのでしょうか、さまざまなデザインのものが大量に売られています。
なかでも、畳んでカバンの中にもいれることができる扇風機という、機能性とデザインに優れたものが売っていました。ちなみに、涼むという機能だけでなく、LEDライトとして、またモバイルバッテリーとしても使えるようです。既存のモノとモノをくっつけて機能を盛りまくるのは、この街独自のもののように感じます。
デジタルの街らしく、LEDで絵や文字を表示する扇風機も。Bluetoothでスマホと接続して、プリセットのイラストや、任意の文字や写真を表示させることができます。
▲ 私が写った写真を表示してみています。
扇風機以外のものでは、こんなものを見つけました。日本でも作業着専門店などで販売されている「空調服」。背中についているファンが回転し、服の中の空気を循環させる画期的なアイテム。ファンが付いているところから風が入り、背中上部についているスリットから風が抜けていきます。滞留しがちな空気が循環するだけで、かなり涼しいです。
さて、本連載は、日経MJで取り上げられたトレンドワードを深掘りするパラビオリジナル番組「MJMJ会議」のスピンオフ連載です。MJMJ会議でも、酷暑にピッタリなサイダーの話題を取り上げました。 とはいえ、ただのサイダーではなく、その名も「メロンパンサイダー」。エンタメ性に富んだ清涼飲料水を数多く発売している木村飲料からの新製品です。飲んでみると、メロンシロップのような味が口に広がったあと、焼いたパンを彷彿させるカラメルのような後味が・・・。確かにこれは「メロンサイダー」ではなく「メロンパンサイダー」です。
木村飲料からは他にも変わったサイダーが発売されており、なかでも私が最も驚いたのは「桜えびサイダー」。本社のある静岡で水揚げされた桜えびを使っており、飲んでみると、ほんのり香るレベルを超えたえびの存在感に驚きました。
修学旅行で訪れた街のお土産屋で「マジで一回飲んでみ!桜えびがいるから!」「え〜!今は普通のサイダーが飲みたい!」「いいからいいから!」なんて冗談を言いながら飲んでいる学生たちの姿が目に浮かびます。喉を潤す清涼飲料水というよりも、エンターテイメントに特化した飲料水です。
最後に、MJMJ会議長である私が、誠に勝手ながらこの「桜えびサイダー」を評価させていただきます。今回は、この清涼飲料水の概念を打ち破るエンターテイメント性を鑑み、なんと「MJMJ」を進呈します!最低評価が「M」、最高評価が「MJMJ」なので、もちろん最高評価です。 皆さんもぜひ「桜えびサイダー」を飲んで、酷暑なんてガハハと笑い飛ばしてしまいましょう! もちろん、水分補給と適度な休息も忘れずに、この酷暑を共に乗り切りましょうね。
※編集部注 もじゃもじゃ(MJMJ)会議は毎週木曜にパラビで配信中の、日経MJの記事をネタにしたトレンド先取り番組である。このコラムは、番組で取り上げられた商品・サービス・トレンドの中からMJMJ会議主宰者(議長)の池澤あやかさんが独自の視点で格付けし4段階評価していく。最低評価は「M」で最高評価が「MJMJ」。
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